Quantcast
Channel: 北海道美術ネット別館
Viewing all articles
Browse latest Browse all 12034

■EXHIBITION OF PHOTOGRAPHS - GALLERY MONMA In NEW YORK (2015年6月6~14日、札幌)

$
0
0
 札幌のギャラリー門馬が3月、ニューヨークのアートフェアに初めて参加した。
 作家は、写真で斬新な表現に取り組んでいる竹本英樹、藤倉翼の両氏である。

 3月は、あの「アーモリーショー」が行われるのにあわせ、大小さまざまなアートフェアが開催されるらしい。ギャラリー門馬が参加したのは、日本からの参加がメーンで、札幌のフェアでおなじみのEinstein Gallery など9のギャラリーが名を連ねている。
 全体のフライヤーに、藤倉さんの作品が採用されたそうだ。

 今回の展覧会では、2人がニューヨークで展示した作品を1階に並べている。
 あのフィルムの粒子感を強調した竹本さんの写真と、ネオンサインを正面から撮った藤倉さんの写真である。藤倉さんの写真を、ライトボックス仕立てにした作品も、旧暗室内に飾られていた。

 中2階は新作で、藤倉さんは、新千歳をたってニューヨークへ行き、戻ってくるまでの一部始終のスナップを、壁にびっしりと並べている。
 少し古いレンズをミラーレス一眼に取りつけたため、まるで望遠鏡の視野を表現した漫画の一コマのように、画角の周辺がまるく黒くなっているのがおもしろい。藤倉さん自身が映っているショットもあり、これは会場で竹本さんがシャッターを押したものという。

 竹本さんは、フェアとは別に、ストリートで自作を売ることを考えついた。ただし、3月のニューヨークはまだ冬で、屋外は寒いので、地下通路に陣取って写真を並べたという。
 けっこう売れて
「これで食っていけるかもしれない」
と思ったそうだ。
 会場では、路上販売の様子を再現するとともに、いったん展示したプリントなど、やや難あり(といっても、新品とほとんど変わらない)のものを安値で販売もしていた。

 気鋭の2人が、「20世紀の芸術の首都」で得た刺戟を、今後の活動にどのように生かしていくか、期待しています。


2015年6月6日(土)~14日(日)午前11時~午後7時(13日は~午後9時)
ギャラリー門馬(中央区旭ケ丘2)

http://www.hidekitakemoto.com/
http://dearfilms.seesaa.net/

竹本英樹写真展 札幌浮世 -あえかなきおく 2- (2014)
竹本英樹写真展「あえかなきおく」~はかなくこぼれ落ちてゆく意識の断片(2014)

竹本英樹写真展 「意識の素粒子」 (2011)
【告知】写真展「三角展」(2011年4月)

さっぽろフォトステージPart1 (2009年)

光を編む この言葉に触発された13名の作家達が織りなす世界(2008年)
VERSUS in LAYER-SCAPE -写真をみるということについて- (2008年)

竹本英樹 PHOTOGRAPH SHOW "OUTTAKES"(2007年)
竹本英樹写真展「銀遊詩人」 (2007年)


http://www.tsubasafujikura.com/

藤倉翼写真展 (2014)
【告知】「写真 重力と虹」展 (2013)
藤倉翼写真個展「つば写」 (2009)

さっぽろフォトステージPart1 (2009)=2人とも出品





・地下鉄東西線「円山公園駅」バスターミナルから、ジェイアール北海道バス「循環10 ロープウェイ線」に乗り「旭丘高校前」降車、約130メートル、徒歩2分
・「円山公園駅」バスターミナルから、ジェイアール北海道バス「円13 旭山公園線」に乗り「界川(さかいがわ)」降車、約500メートル、徒歩7分

・「円山公園駅」バスターミナルから、ジェイアール北海道バス「桑11 桑園円山線」「円11 西25丁目線」「循環11 ロープウェイ線」に乗り、「啓明ターミナル」降車、約800メートル、徒歩10分

・地下鉄南北線「中島公園」「幌平橋」から、ジェイアール北海道バス「循環13 山鼻環状線」に乗り「旭丘高校前」もしくは「南11西22」降車

※駐車場もあります。帰路は、旭丘高校前で良いバスの便がない場合、階段を下りて「南11西22」までいくと、休日の日中で1時間に5、6本のバスがきます(ただし、行き先は、円山公園駅、都心、桑園駅などバラバラ)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 12034

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>