2015年12月15日付の北海道新聞に、日高管内新ひだか町静内の真歌公園にある、アイヌ民族の英雄、シャクシャインの像を、新ひだかアイヌ協会が建て替える方針だ、という記事が載っていました。
来年9月の、70回目を迎えるシャクシャイン法要祭までには建て替えるそうですから、いまの像は、早いうちに見ておいたほうが良さそうです。
筆者が見たのは相当以前で、どんな像か、記憶にありません。
(冒頭略) シャクシャインは1669年、アイヌ民族の生活を圧迫した松前藩に抗して決起し、和睦の席で毒殺された民族の英雄。像は強化プラスチック製で高さ3.5メートル、掲げたクワの先端までは4.2メートル。英雄をたたえようと、地元の有志が寄付を募って1970年に建立した。デザインは彫刻家の故竹中敏洋さんが手がけ、現在は町が所有している。
民族結束の象徴となってきたが、劣化が著しく、すねの部分には大きなひびが入っている。(中略)
新たな像はブロンズ製にし、同程度の大きさにしたい考え。現在の像はシャクシャインが渡島管内松前町の方を向いて怒る様子を表現しているが、「いまはアイヌ民族と和人が共存する時代になった」(大川会長)としてデザインの変更も視野に入れている。予算は数千万円程度を見込む。(以下略、引用終わり)
強化プラスチックは、見た目にはブロンズとほとんど変わらないものができるため、彫刻の素材として近年よく用いられていますが、野外に恒久設置する彫刻の素材としてはちょっと弱いかもしれません。
ブロンズは一番望ましいですが、高価です。
作者の竹中敏洋さんは2002年に亡くなりました。そのときは恵庭市在住でした。
なぜか、四国新聞のサイトに、当時の記事が残っています。
http://www.shikoku-np.co.jp/national/okuyami/article.aspx?id=20020109000123
北海道美術ネットの「つれづれ日録」、1月9日の項にも書いてあります。
このほか、札幌・月寒公園の群像「永遠の像」も彼の作品です。
それにしてもアイヌ民族と和人が共存する時代で、デザインを変更するかもしれないとは、時代の変化を感じさせますね。
来年9月の、70回目を迎えるシャクシャイン法要祭までには建て替えるそうですから、いまの像は、早いうちに見ておいたほうが良さそうです。
筆者が見たのは相当以前で、どんな像か、記憶にありません。
(冒頭略) シャクシャインは1669年、アイヌ民族の生活を圧迫した松前藩に抗して決起し、和睦の席で毒殺された民族の英雄。像は強化プラスチック製で高さ3.5メートル、掲げたクワの先端までは4.2メートル。英雄をたたえようと、地元の有志が寄付を募って1970年に建立した。デザインは彫刻家の故竹中敏洋さんが手がけ、現在は町が所有している。
民族結束の象徴となってきたが、劣化が著しく、すねの部分には大きなひびが入っている。(中略)
新たな像はブロンズ製にし、同程度の大きさにしたい考え。現在の像はシャクシャインが渡島管内松前町の方を向いて怒る様子を表現しているが、「いまはアイヌ民族と和人が共存する時代になった」(大川会長)としてデザインの変更も視野に入れている。予算は数千万円程度を見込む。(以下略、引用終わり)
強化プラスチックは、見た目にはブロンズとほとんど変わらないものができるため、彫刻の素材として近年よく用いられていますが、野外に恒久設置する彫刻の素材としてはちょっと弱いかもしれません。
ブロンズは一番望ましいですが、高価です。
作者の竹中敏洋さんは2002年に亡くなりました。そのときは恵庭市在住でした。
なぜか、四国新聞のサイトに、当時の記事が残っています。
http://www.shikoku-np.co.jp/national/okuyami/article.aspx?id=20020109000123
北海道美術ネットの「つれづれ日録」、1月9日の項にも書いてあります。
このほか、札幌・月寒公園の群像「永遠の像」も彼の作品です。
それにしてもアイヌ民族と和人が共存する時代で、デザインを変更するかもしれないとは、時代の変化を感じさせますね。