(承前)
なぜか今週は3日も休みがある。
17~19日、札幌ドームで人気男性アイドルグループ「嵐」のコンサートがあるため地下鉄は混雑すると思い、久しぶりに中央バスの札幌市内1dayパスを使ってギャラリー巡りに出かけることにした。
外はきょうも初夏のような好天だ。
まず、カフェ北都館ギャラリーに行こうとしたが、北1条西4丁目の停留所に来てみたら、次の高速おたる号はジェイ・アール北海道バス。
中央バスは20分近くも後だ。
どうしようかと思っていたら、ジェイ・アール北海道バスの「地下鉄琴似駅行き」が来たので、つい乗ってしまった。
どうも筆者は、よく知らない系統のバスにふらっと乗ってしまう癖があるらしい。
バスは西13丁目通に右折し、市立病院前を経由したあと、北7条通を西に進み、旧国道5号を琴似に向かった。
終点で降車。
この日1カ所目は、北都館で、前澤一葉さんの個展と、「名画の小部屋」で中田やよひさんの個展。
暑いので、ことしはじめて冷たいコーヒーを註文する。
「西区役所前」から高速おたる号に乗り、「道立近代美術館」降車。
美術館で、相原求一朗の軌跡(~26日)を見る。
相原さんの絵はすばらしい。
これが北海道の風景だ! と思う。
ただ、会場の中央に、モニターを置いてテレビ番組?を流しているのにはガッカリ。静かに絵に集中して向き合いたいのに、ガラスに映像が反射し、音楽や声が流れてきて、気が散ることおびただしい。
常設展示室も見る。
今会期は撮影禁止。
蠣崎波響は、26日までが前期。一部作品入れ替え。
道立近代美術館から高速おたる号で札幌駅へ。
札幌駅北口から「東営業所前行き」の東64伏古北口線に乗り、北13条東15丁目で降りて、茶廊法邑さろうほうむらへ。
アトリエBee hive展(~20日)を見る。
毎度おなじみ、吉成翔子さんの「ピタゴラスイッチ」こと、木の球を転がす「ころころとととところころ」は、前作の2倍はあろうかというスケールになっていた。
たまたまいらしていた写真家のKさんに会う。
年末に法邑さんで個展を開くかもしれないとのこと。
25分ほど滞在し、次の会場へ。
斜め向かいにあった古い倉庫が取り壊されて、更地になっていた。
品々法邑の交叉点を渡り、はじめて直進して、「北8条東17丁目」の停留所に向かう。
停留所はJR苗穂工場の北側にあった。
乗ったのは「東3 苗穂線」のバスセンター行き。
どうでもいい話だが、1960年代、札幌市営バスがどんどん路線を延ばしていた時代、すでに「3番」は「苗穂線」だった。
始発と終点がバスセンターというあたりにも、市営バス(2004年に全線民営化)のなごりを感じる。ほとんど同じ路線を中央バスで引き継いだのだろう。
路線の存在を知って半世紀がたち、初めて乗るというのもおもしろい。
北3条東7丁目で降りる。
茶廊法邑から市民ギャラリーに乗り継ぎなしで行くとしたら、たぶんこの手段しかないだろうと思う。
旧永山武四郎邸の横などを通って南下し、札幌市民ギャラリーに行く。
北釉会展、教職員OB展、一線美術と蒼樹会の北海道支部展の、四つの展覧会を見る。
「北1条東6丁目」の停留所まで歩く。
この停留所はめったに利用しない。
なぜなら、もう一つ西側は「サッポロファクトリー前」で、駅前や時計台前からサッポロファクトリー前までは現金のみ100円で乗れるからで、筆者はいつもそこまで歩いている。
ちょうど、数分遅れで「55 白石本線」のバスがやって来た。
時計台前で降りて、大丸藤井セントラルのスカイホールで、二科の北海道支部展と、新田志津男日本画展を見た。
というわけで、道立近代美術館で時間がかかり、この日は5カ所でおしまい。
地下鉄には一度も乗らずじまいだった。
中央バスには7回乗って、完全に元はとった。
5月の累計は31カ所となった。
(続き)
なぜか今週は3日も休みがある。
17~19日、札幌ドームで人気男性アイドルグループ「嵐」のコンサートがあるため地下鉄は混雑すると思い、久しぶりに中央バスの札幌市内1dayパスを使ってギャラリー巡りに出かけることにした。
外はきょうも初夏のような好天だ。
まず、カフェ北都館ギャラリーに行こうとしたが、北1条西4丁目の停留所に来てみたら、次の高速おたる号はジェイ・アール北海道バス。
中央バスは20分近くも後だ。
どうしようかと思っていたら、ジェイ・アール北海道バスの「地下鉄琴似駅行き」が来たので、つい乗ってしまった。
どうも筆者は、よく知らない系統のバスにふらっと乗ってしまう癖があるらしい。
バスは西13丁目通に右折し、市立病院前を経由したあと、北7条通を西に進み、旧国道5号を琴似に向かった。
終点で降車。
この日1カ所目は、北都館で、前澤一葉さんの個展と、「名画の小部屋」で中田やよひさんの個展。
暑いので、ことしはじめて冷たいコーヒーを註文する。
「西区役所前」から高速おたる号に乗り、「道立近代美術館」降車。
美術館で、相原求一朗の軌跡(~26日)を見る。
相原さんの絵はすばらしい。
これが北海道の風景だ! と思う。
ただ、会場の中央に、モニターを置いてテレビ番組?を流しているのにはガッカリ。静かに絵に集中して向き合いたいのに、ガラスに映像が反射し、音楽や声が流れてきて、気が散ることおびただしい。
常設展示室も見る。
今会期は撮影禁止。
蠣崎波響は、26日までが前期。一部作品入れ替え。
道立近代美術館から高速おたる号で札幌駅へ。
札幌駅北口から「東営業所前行き」の東64伏古北口線に乗り、北13条東15丁目で降りて、茶廊法邑さろうほうむらへ。
アトリエBee hive展(~20日)を見る。
毎度おなじみ、吉成翔子さんの「ピタゴラスイッチ」こと、木の球を転がす「ころころとととところころ」は、前作の2倍はあろうかというスケールになっていた。
たまたまいらしていた写真家のKさんに会う。
年末に法邑さんで個展を開くかもしれないとのこと。
25分ほど滞在し、次の会場へ。
斜め向かいにあった古い倉庫が取り壊されて、更地になっていた。
品々法邑の交叉点を渡り、はじめて直進して、「北8条東17丁目」の停留所に向かう。
停留所はJR苗穂工場の北側にあった。
乗ったのは「東3 苗穂線」のバスセンター行き。
どうでもいい話だが、1960年代、札幌市営バスがどんどん路線を延ばしていた時代、すでに「3番」は「苗穂線」だった。
始発と終点がバスセンターというあたりにも、市営バス(2004年に全線民営化)のなごりを感じる。ほとんど同じ路線を中央バスで引き継いだのだろう。
路線の存在を知って半世紀がたち、初めて乗るというのもおもしろい。
北3条東7丁目で降りる。
茶廊法邑から市民ギャラリーに乗り継ぎなしで行くとしたら、たぶんこの手段しかないだろうと思う。
旧永山武四郎邸の横などを通って南下し、札幌市民ギャラリーに行く。
北釉会展、教職員OB展、一線美術と蒼樹会の北海道支部展の、四つの展覧会を見る。
「北1条東6丁目」の停留所まで歩く。
この停留所はめったに利用しない。
なぜなら、もう一つ西側は「サッポロファクトリー前」で、駅前や時計台前からサッポロファクトリー前までは現金のみ100円で乗れるからで、筆者はいつもそこまで歩いている。
ちょうど、数分遅れで「55 白石本線」のバスがやって来た。
時計台前で降りて、大丸藤井セントラルのスカイホールで、二科の北海道支部展と、新田志津男日本画展を見た。
というわけで、道立近代美術館で時間がかかり、この日は5カ所でおしまい。
地下鉄には一度も乗らずじまいだった。
中央バスには7回乗って、完全に元はとった。
5月の累計は31カ所となった。
(続き)