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2019年6月9日。北大祭に行ってきたふつふつ

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(承前)

 家人とともに北大祭へ出かける。

 メインストリートに沿って模擬店が切れ目なく並び、ものすごい人出。
 北13条門(有名なイチョウ並木のある通り)から入って北上したので南半分の様子はわからないが、北半分だけでもすごい数だ。



 クレープを食べ、話題の「めんちかちゅ」を食べる。
 法学部知財ゼミによる出店で、確かにうまい。
 メンチカツが「めんちかちゅ」となまっているのは、最初は「チュロス」を出す計画だったためだと、お店の前で呼び込みをしていた女の子から聞いた。

 体育館のわきのステージでNHK連続テレビ小説「なつぞら」で、ヒロインと同居していた柴田夕見子を演じた福地桃子のトークショーがあったので、タピオカ・ミルクティー(初めて買った。ちなみにタピオカの店はたくさんありました)を飲みながら聴いた。
 ドラマでは、夕見子は北大に現役合格したという設定なのである。
 上のリンク先にもあるが、主催者発表で想定の5倍の千人が来たとのことで、大盛況だった。

 45分間飽きさせないように、合唱部が農業高校の歌をうたったり、クイズを挟めたり、さまざまな工夫を凝らしていた実行委の努力は多としたいが、もうすこしPAの音量を上げてほしかった。

(家人は立ちっぱなしでくたびれたと言っていたが、おれはこれを毎年何セットもやっているんだぞ)

 この写真ですが、最後に撮影可の時間帯があったのです。

 次の写真は、北大祭のマスコット「ふっとう君」。
 体育館にいた。 


 北大高等教育推進機構(北17条の教養の校舎)で、写真部の展示を見る。
 そのとなりの部屋で、ちっちゃいものクラブという団体が「鉄道写真部 郷愁」を開いていて、これがすばらしい。
 北大写真部展でおなじみだった登坂直紀さんをはじめ7人で、とりわけ、香港のトラムを撮った3枚組みは、望遠レンズの特性をフルに生かしていて、舌を巻く出来だった。


 ここで家人と別行動。

 めったに行かない北のほうへと足を運ぶ。
 とくに文系の学生は、文系長屋やクラ館(クラーク会館)のある一帯から低温研(低温科学研究所)の附近までは約1.5キロもあるので、おなじキャンパスの中でもあまり縁がないだろうなと想像する(筆者は北大出身ではないので、そのあたりの感覚はよくわからない)。
 とにかく北大は広いのだ。

 観光名所として名高い第2農場を横目で通り過ぎ、低温研の横(冒頭画像)を通ると、人影もぐっと少なくなる。

 北20条東門(こんな門があること自体、はじめて知った!)から出て、「ななめ通り」を歩く。

 北大キャンパスは変わった形状をしていて、北15条のtemporary space の近くから北24条通りまでまっすぐ斜めに境界をなしており、それに沿って道路ものびている。
 「碁盤の目」といわれる札幌の市街地では、わりとめずらしいタイプの道路なのだ(まあ、細かく見ていけば、あちこちに斜めの道はあるのだけれど)。



 北大キャンパスの北限は北24条通で、第2農場や馬術部などがある。

 通りを渡ると、札幌北高校。
 学校祭が近いのであんどん行列の準備に多くの高校生が励んでいるのが見える。
 青春だなあ。


 北高校のそばには、エルム緑道と「エルムの森公園」がある。
 緑道も公園の外縁も、札幌では珍しくゆるやかな曲線になっている。
 旧琴似川の流路をなぞる形になっているのだ。

 もっとも、そのことを知らなければ、単なる遊歩道だ。
 公園のほうもパークゴルフ場が幅をきかせていて、これは地図を見ていたほうが夢が広がるというパターン(苦笑)。

 なお、この公園よりも下流側は、栄緑小学校の附近まで、旧琴似川の痕跡をたどるのは難しそうだ。
 いつの日かやってみたいのだが。

 北24西10の「幌北団地」の中に、坂坦道の野外彫刻3点があるので、これは別項でいずれ紹介したい。

 ちょっと長くなってきたので、次項に続く。

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