(承前)
ところが、驚いたことに、先に書いた「母子像」から奥にも舗装されていない道が続いており、ぶらぶらと歩いていくと、巨大な野外彫刻に出くわした。
Image may be NSFW.
Clik here to view. こちらはちゃんと銘板がついている。
ピーター・シャイアー「宇宙」。
2006年10月28日の北海道新聞オホーツク面には、マウレ山荘が、マウレ・メモリアル・ミュージアムまでの散策路を整備し、野外彫刻を置く計画であることを報じる記事が掲載されており、この作品については次のように書かれている。
新たに陳列した作品は、米国在住の彫刻家、ピーター・シャイアー氏の高さ七メートル、幅十メートルもの巨大オブジェ「宇宙」。同氏はかつて「サッポロファクトリー」で、使われなくなった機械や設備品をインテリアとして再利用するサルベージアートを担当。モニュメントの制作などを手掛けた。
ご本人のサイトはこちら(http://petershirestudio.com/)。
このサイトのページ(http://petershirestudio.com/?galleries=public)に、酷似した作品の画像がある。
もっとも、タイトルは宇宙ではなく、「NewFrontier」となっている。
シャープな造形とポップな色彩、工業製品のようなテイストは、その巨大さも含めて、いかにも米国の戦後美術らしい。
このシャイアーさん、筆者は知らなかったが、1995年4月に札幌のさいとうギャラリーで個展を開いている。
当時の北海道新聞文化面(ああ、当時の道新は、こういうギャラリーの個展にもちゃんと目配りしていたのだ)には
<接合されたあらゆる形の金属部品は一見何の脈絡もないよう。が、微妙なバランスを保っていて、生物や都市を連想することもできる。工業製品の機能美を新たに構成しなおすセンスが、作品に不思議な存在感をもたらしているようだ。>
と書かれている。
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左手前には石がいくつか置かれている。
銘板の位置や、作風から判断して、シャイアーさんの作品の一部ではないようだ。
ただ、別作家のアートなのか、それとも自然物なのかは、判断できない。
この彫刻の近くには、こんな作品もあった。
こちらは銘板もサインもなく、荒井さんの作品を知る際の助けになった、旅行会社の楽天トラベル( https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/49357/gallery.html )と、るるぶトラベル( https://rurubu.travel/A01/01/0108/010806/0155501/1224A01/photolist.html )のページにも全く記載がない。
この作品について言及したサイトやブログなどもなく、完全にお手上げである。
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個人的には堀内正和を思い出す(札幌芸術の森野外美術館に「のどちんことはなのあな」がある)のだが、どうも違うようだしなあ。
山奥の緑のなかに、ひっそりと、鉄の彫刻の大作が置かれている。
そのたたずまいは、なかなかにすてきだと思う。
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ところが、驚いたことに、先に書いた「母子像」から奥にも舗装されていない道が続いており、ぶらぶらと歩いていくと、巨大な野外彫刻に出くわした。
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ピーター・シャイアー「宇宙」。
2006年10月28日の北海道新聞オホーツク面には、マウレ山荘が、マウレ・メモリアル・ミュージアムまでの散策路を整備し、野外彫刻を置く計画であることを報じる記事が掲載されており、この作品については次のように書かれている。
新たに陳列した作品は、米国在住の彫刻家、ピーター・シャイアー氏の高さ七メートル、幅十メートルもの巨大オブジェ「宇宙」。同氏はかつて「サッポロファクトリー」で、使われなくなった機械や設備品をインテリアとして再利用するサルベージアートを担当。モニュメントの制作などを手掛けた。
ご本人のサイトはこちら(http://petershirestudio.com/)。
このサイトのページ(http://petershirestudio.com/?galleries=public)に、酷似した作品の画像がある。
もっとも、タイトルは宇宙ではなく、「NewFrontier」となっている。
シャープな造形とポップな色彩、工業製品のようなテイストは、その巨大さも含めて、いかにも米国の戦後美術らしい。
このシャイアーさん、筆者は知らなかったが、1995年4月に札幌のさいとうギャラリーで個展を開いている。
当時の北海道新聞文化面(ああ、当時の道新は、こういうギャラリーの個展にもちゃんと目配りしていたのだ)には
<接合されたあらゆる形の金属部品は一見何の脈絡もないよう。が、微妙なバランスを保っていて、生物や都市を連想することもできる。工業製品の機能美を新たに構成しなおすセンスが、作品に不思議な存在感をもたらしているようだ。>
と書かれている。
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左手前には石がいくつか置かれている。
銘板の位置や、作風から判断して、シャイアーさんの作品の一部ではないようだ。
ただ、別作家のアートなのか、それとも自然物なのかは、判断できない。
この彫刻の近くには、こんな作品もあった。
こちらは銘板もサインもなく、荒井さんの作品を知る際の助けになった、旅行会社の楽天トラベル( https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/49357/gallery.html )と、るるぶトラベル( https://rurubu.travel/A01/01/0108/010806/0155501/1224A01/photolist.html )のページにも全く記載がない。
この作品について言及したサイトやブログなどもなく、完全にお手上げである。
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個人的には堀内正和を思い出す(札幌芸術の森野外美術館に「のどちんことはなのあな」がある)のだが、どうも違うようだしなあ。
山奥の緑のなかに、ひっそりと、鉄の彫刻の大作が置かれている。
そのたたずまいは、なかなかにすてきだと思う。
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