けさ(2014年3月17日)の北海道新聞に、非常に残念なお知らせが載っていた。
北海道立近代美術館の編集で、おおむね年1冊のペースで北海道新聞社から発刊されていたシリーズ「ミュージアム新書」が、最新刊(奥付は3月14日発行)の30冊目「安田侃」(久米淳之著)で、最後になるというのだ。
身びいきになるかもしれないし、これまで何度も書いてきたことだが、美術書としては、日本でも屈指の好シリーズだと思ってきた。
何より、安い。「安田侃」も本体1100円だ。
小さい版型ながらカラー図版も豊富。
やさしい文章で書かれ、巻末の年譜や参考文献なども役に立つ。
全30冊の半数以上は、道内ゆかりの美術家のモノグラフで、ほかに解説書や伝記が出ていなかったり、入手困難だったりする場合も多い。
美術の本といえば、画集の多くは高価だし、評論のたぐいは文章が難解で一般向きでないものも目立つ。
そういうなかで、普通の人にとって親しみやすいシリーズとして、ミュージアム新書が道内で果たしてきた役割は大きいと思う。
札幌の古書店では比較的見つけやすいし、新刊書店にもまだかなり在庫がある。レアなのは、早くに絶版となった「2 ガラスの美」ぐらいだろう。
ただし、版元ではかなり品切れの書目が多くなっているので、入手はお早めに!
ラインナップは次のとおり。●●は版元在庫あり。●は最近まで在庫あり。無印は品切れ・絶版となって長い年月がたっている書目。
1 パスキン
2 ガラスの美
●●3 岩橋英遠
●4 神田日勝
5 山口蓬春
6 びいどろ・ぎやまん・ガラス
●●7 木田金次郎
●8 三岸好太郎
●●9 片岡球子
10 中村善策
●11 田辺三重松
●12 国松登
●13 北岡文雄
●14 深井克美
●15 小川原脩
●16 砂澤ビッキ
●17 小谷博貞
●18 松樹路人
●19 画家たちの札幌
●20 居串佳一
●21 岩田藤七
●22 田上義也と札幌モダン
●●23 アイヌ絵巻探訪
●●24 山下りん
●●25 北の水彩
●●26 金子鷗亭(鷗は、鴎の正字)
●●27 北海道美術あらかると
●●28 一原有徳
●●29 栗谷川健一
●●30 安田侃
北海道立近代美術館の編集で、おおむね年1冊のペースで北海道新聞社から発刊されていたシリーズ「ミュージアム新書」が、最新刊(奥付は3月14日発行)の30冊目「安田侃」(久米淳之著)で、最後になるというのだ。
身びいきになるかもしれないし、これまで何度も書いてきたことだが、美術書としては、日本でも屈指の好シリーズだと思ってきた。
何より、安い。「安田侃」も本体1100円だ。
小さい版型ながらカラー図版も豊富。
やさしい文章で書かれ、巻末の年譜や参考文献なども役に立つ。
全30冊の半数以上は、道内ゆかりの美術家のモノグラフで、ほかに解説書や伝記が出ていなかったり、入手困難だったりする場合も多い。
美術の本といえば、画集の多くは高価だし、評論のたぐいは文章が難解で一般向きでないものも目立つ。
そういうなかで、普通の人にとって親しみやすいシリーズとして、ミュージアム新書が道内で果たしてきた役割は大きいと思う。
札幌の古書店では比較的見つけやすいし、新刊書店にもまだかなり在庫がある。レアなのは、早くに絶版となった「2 ガラスの美」ぐらいだろう。
ただし、版元ではかなり品切れの書目が多くなっているので、入手はお早めに!
ラインナップは次のとおり。●●は版元在庫あり。●は最近まで在庫あり。無印は品切れ・絶版となって長い年月がたっている書目。
1 パスキン
2 ガラスの美
●●3 岩橋英遠
●4 神田日勝
5 山口蓬春
6 びいどろ・ぎやまん・ガラス
●●7 木田金次郎
●8 三岸好太郎
●●9 片岡球子
10 中村善策
●11 田辺三重松
●12 国松登
●13 北岡文雄
●14 深井克美
●15 小川原脩
●16 砂澤ビッキ
●17 小谷博貞
●18 松樹路人
●19 画家たちの札幌
●20 居串佳一
●21 岩田藤七
●22 田上義也と札幌モダン
●●23 アイヌ絵巻探訪
●●24 山下りん
●●25 北の水彩
●●26 金子鷗亭(鷗は、鴎の正字)
●●27 北海道美術あらかると
●●28 一原有徳
●●29 栗谷川健一
●●30 安田侃