札幌在住の藤山由香さんは、ギャラリーミヤシタで毎年個展を開いている。
団体公募展には所属せず、ミヤシタでの個展のほかは、グループ展「New Point」に出品している。
寒色を主軸とした、題のない抽象絵画を毎年並べている。
今年は、群青色の作品と、寒色の間に暖色が垣間見える作品とがあった。そして、つぎのような短いテキストが付されていた。
あの日から 続いている
変わらぬ願いは ひとつだけ</blockquuote>
藤山さんに、願いは何か、あの日とはいつのなのかは、聞いていない。
知らないほうがいいような気がする。
彼女の絵は、空のようだ。
空のもつ深さを持っていると感じる。
それは、単に青系の色を塗っているだけではなく、何層も何層も塗り重ねて、深みを出しているからだろうと思う。
無限の深さ。無限の思い。
そうしたものが、小さな画面に、おびただしい回数を重ねた色のせめぎあいの中に、静かにこめられている。
2105年1月21日～2月8日(日)正午～午後7時（最終日～午後5時）、月休み
ギャラリーミヤシタ（札幌市中央区南5西20）
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・地下鉄東西線「西18丁目」駅から約690メートル、徒歩9分
・市電「西線6条」から約820メートル、徒歩11分。同「西15丁目」から約1キロ、徒歩14分（後者は、地下鉄東西線「西11丁目」「西18丁目」で乗り継ぎができます）
・ジェイアール北海道バス「53 啓明線」（JR札幌駅、大通西4－西11丁目駅－啓明ターミナル）で「南3条西20丁目」降車、約330メートル、徒歩5分
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