シルバーウィークの間、ほとんど毎朝寝坊している。
自分は、何か約束などがないと、早く起きることができない体質であるらしい。
早朝に目が覚めても、ただちに二度寝、三度寝してしまう。
この日も、けっきょくお昼になってから、車でギャラリー回りに出かけた。
ギャラリー門馬(蒼野甘夏日本画展。~23日)
→本郷新記念札幌彫刻美術館(第1回本郷新記念札幌彫刻賞受賞記念 谷口顕一郎展 凹みスタディ―札幌。~27日)
→ギャラリー粋ふよう(山下康一新作小品展。~26日)
→モエレ沼公園 ガラスのピラミッド(知覚するアート。~27日)
→茶廊法邑(岩間隆展。~23日→24日。訂正します。申し訳ありません)
法邑は、本日は定休日で、天童大人さんの朗唱会のために夕方開けていた。そのことをすっかり失念して車を乗りつけた筆者が、ばったり法邑美智子さんらに出会い、閉めるところだったギャラリーに入れさせてもらった。
5カ所とも、別項で詳しく書きたくなるぐらい、見てよかった展覧会だった。
蒼野さんはすっかり、東京でも絵が売れる画家になっており、とくにファンは機会は逃さないほうがいいと思う。
谷口さんは札幌初の大掛かりな個展。
20年近くにわたり「へこみ」に取り組んできた彼の一途さが伝わってくる。
山下さんは長野県の画家だが、大の北海道ファンで、もう50度ほどスケッチや個展のために来道している。
今回は小品ばかりだが、「アノニマス(無名)」でありつつ北海道らしい風景が大半で、感動的だった。
モエレ沼は、川上りえさんら5人によるグループ展。キュレーターの本間さんによる企画。
これも楽しい。
岩間さんは札幌のベテラン木彫家。
彼のトレードマークとも言える「哲学するブルドッグ」シリーズを並べた、ユーモラスな展覧会だ。