(承前)
「ギャラリー北のモンパルナス」から歩いて地下鉄東西線の二十四軒駅へ。
このブログで再三書いているが、筆者は地下鉄で遠回りになる2点間をバスで短絡するのが好きなので、二十四軒から北24条へもジェイアール北海道バスで行くことにした。
二十四軒駅を発着するバスは、この「北24条線」しかない。
休日は1時間に1本という閑散路線である。
ただ、駅の中に掲げられていた路線図を見ると、幹線道路でもないのに、なぜか北7条か北8条の横通りと、西13丁目ぐらいの縦通りが描かれていて、しかもいずれも破線である。
これは、かつて二十四軒駅を始発とする路線が、もうひとつあったということではないかと推察される。
それにしても、以前twitterでも書いたが、この路線図はすごい。こんなに古い路線図が現在も掲げられていることに驚かざるを得ない。
まだ地下鉄東豊線が開通していないどころか、南北線は北24条までしかない(北24条―麻生の延伸は1978年)。
札幌駅は現駅舎ではなく、昔の横に長い駅舎である。
石狩街道に陸橋が描かれているところを見ると、とうぜん、高架になる前の地図だろう。
何よりすごいのは、「新川」が函館本線のところから流れ出しているところ。
これは、正確には「桑園新川」と記すべきだろう。
桑園新川は、西11丁目通の整備に伴い、かなり以前(1980年代以降?)から、サクシコトニ川との合流地点よりも上流側では、地上では見られなくなっている。
感心しながら見ていたので、もう少しでバスに乗り遅れるところだった。
あれれ、昔は、西28丁目駅などと同様、バス発着のプラットフォームがあったと記憶しているのだが、バスは駅前の二十四軒手稲通から発車するようだ。
南北線は、自衛隊前や北12条など乗り継ぐ路線がない駅があるが、東西線はいろいろな駅にバスの接続をばらして、混雑を分散させようとした形跡があるな。
ところで、この日は道路が凍結のため渋滞気味で、バスに乗ったのはあまり得策とはいえなかった。
北高校前でおりて、cojica salonへ。
エスエアのアートインレジデンス事業で滞在していた作家(Andi Schmied さん)の個展「On Sleeping」。
ギャラリーにはふとんが敷き詰められ、奥の壁にはなにがうつっているか判然としない大判のモノクロ写真が一面に貼られ、その手前の壁面には、日英双方の言葉でテキストが投影されていた。
テキストは、欧州では居眠りは好ましくないこととされているのに、日本では電車でも映画館でも多くの人が居眠りをしている―という慣習の差異について述べたもの。これは、来日した多くの西洋人が奇異に感じることのようだ。
ちょっと不思議に思ったのは、日本語では、ある映画というふうにぼかされていたのに、英語では「Sapporo Short Film Festival」と明記してあったこと。札幌国際映画祭で居眠りしていた人がいることが明るみに出ると何かまずいことでもあるのだろうか。
フォトグラファーのKさんとお会いする。
コーヒーをテイクアウトして、つるつるに滑る北24条通を歩く。
時間があれば、シープメドゥやチャオにも寄るところだったが、北24条駅から地下鉄に乗って帰宅した。
地下鉄にけっきょく2度しか乗らず、ドニチカきっぷを買ってペイしなかった珍しい1日となった。
「ギャラリー北のモンパルナス」から歩いて地下鉄東西線の二十四軒駅へ。
このブログで再三書いているが、筆者は地下鉄で遠回りになる2点間をバスで短絡するのが好きなので、二十四軒から北24条へもジェイアール北海道バスで行くことにした。
二十四軒駅を発着するバスは、この「北24条線」しかない。
休日は1時間に1本という閑散路線である。
ただ、駅の中に掲げられていた路線図を見ると、幹線道路でもないのに、なぜか北7条か北8条の横通りと、西13丁目ぐらいの縦通りが描かれていて、しかもいずれも破線である。
これは、かつて二十四軒駅を始発とする路線が、もうひとつあったということではないかと推察される。
それにしても、以前twitterでも書いたが、この路線図はすごい。こんなに古い路線図が現在も掲げられていることに驚かざるを得ない。
まだ地下鉄東豊線が開通していないどころか、南北線は北24条までしかない(北24条―麻生の延伸は1978年)。
札幌駅は現駅舎ではなく、昔の横に長い駅舎である。
石狩街道に陸橋が描かれているところを見ると、とうぜん、高架になる前の地図だろう。
何よりすごいのは、「新川」が函館本線のところから流れ出しているところ。
これは、正確には「桑園新川」と記すべきだろう。
桑園新川は、西11丁目通の整備に伴い、かなり以前(1980年代以降?)から、サクシコトニ川との合流地点よりも上流側では、地上では見られなくなっている。
感心しながら見ていたので、もう少しでバスに乗り遅れるところだった。
あれれ、昔は、西28丁目駅などと同様、バス発着のプラットフォームがあったと記憶しているのだが、バスは駅前の二十四軒手稲通から発車するようだ。
南北線は、自衛隊前や北12条など乗り継ぐ路線がない駅があるが、東西線はいろいろな駅にバスの接続をばらして、混雑を分散させようとした形跡があるな。
ところで、この日は道路が凍結のため渋滞気味で、バスに乗ったのはあまり得策とはいえなかった。
北高校前でおりて、cojica salonへ。
エスエアのアートインレジデンス事業で滞在していた作家(Andi Schmied さん)の個展「On Sleeping」。
ギャラリーにはふとんが敷き詰められ、奥の壁にはなにがうつっているか判然としない大判のモノクロ写真が一面に貼られ、その手前の壁面には、日英双方の言葉でテキストが投影されていた。
テキストは、欧州では居眠りは好ましくないこととされているのに、日本では電車でも映画館でも多くの人が居眠りをしている―という慣習の差異について述べたもの。これは、来日した多くの西洋人が奇異に感じることのようだ。
ちょっと不思議に思ったのは、日本語では、ある映画というふうにぼかされていたのに、英語では「Sapporo Short Film Festival」と明記してあったこと。札幌国際映画祭で居眠りしていた人がいることが明るみに出ると何かまずいことでもあるのだろうか。
フォトグラファーのKさんとお会いする。
コーヒーをテイクアウトして、つるつるに滑る北24条通を歩く。
時間があれば、シープメドゥやチャオにも寄るところだったが、北24条駅から地下鉄に乗って帰宅した。
地下鉄にけっきょく2度しか乗らず、ドニチカきっぷを買ってペイしなかった珍しい1日となった。