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2013年5月29日、仕事が休みだったので、列車とバスを利用して小旅行に出かけてきた。
オホーツク管内にありながらまだ足を運べていなかったミュージアムに行った話を軸に、だらだらと書いていきたい。
例によって、家の近くから朝一番のバスに乗って留辺蘂るべしべへ。
留辺蘂から、特急オホーツク2号に乗って、遠軽へ。
平日の朝とあって特急の自由席はすいていた。
前の坐席には、禿頭の老人がすわっていた。
通路をはさんで向かい側には、小さな子どもと母親らしき女性の2人連れがいた。
ここで、ある事実に気づいて愕然がくぜんとした。
禿頭の人というのは自分よりもはるかに年上で、世代の全く異なる人間だと、昔から漠然と思っていた。
しかし、よく考えると、反対側の坐席にいる幼児よりも、はるかに自分から近い年齢ではないか。それどころか、下手をすると、その母親らしき女性よりも年齢が近いかもしれないのだ。
ううむ。
自分に残された時間は意外と短いのだろうか。
…と、そんなことを考えているうちに、列車は36分後、遠軽に到着した。
(この項続く)
2013年5月29日、仕事が休みだったので、列車とバスを利用して小旅行に出かけてきた。
オホーツク管内にありながらまだ足を運べていなかったミュージアムに行った話を軸に、だらだらと書いていきたい。
例によって、家の近くから朝一番のバスに乗って留辺蘂るべしべへ。
留辺蘂から、特急オホーツク2号に乗って、遠軽へ。
平日の朝とあって特急の自由席はすいていた。
前の坐席には、禿頭の老人がすわっていた。
通路をはさんで向かい側には、小さな子どもと母親らしき女性の2人連れがいた。
ここで、ある事実に気づいて愕然がくぜんとした。
禿頭の人というのは自分よりもはるかに年上で、世代の全く異なる人間だと、昔から漠然と思っていた。
しかし、よく考えると、反対側の坐席にいる幼児よりも、はるかに自分から近い年齢ではないか。それどころか、下手をすると、その母親らしき女性よりも年齢が近いかもしれないのだ。
ううむ。
自分に残された時間は意外と短いのだろうか。
…と、そんなことを考えているうちに、列車は36分後、遠軽に到着した。
(この項続く)