札幌の陶芸家、多田昌代さんにとって今年は超多忙の一年だったことでしょう。
夏に札幌芸術の森美術館で開かれた北海道陶芸会50周年記念展では大作インスタレーションを発表し、10月に江別に会場を移して開かれた同展には別作品を出品していました。引き続いて、11月には自らの教室展(札幌市資料館)で自作オブジェも展示し、そして今度の個展です。陶芸会の任務もあり、大変な年だったと思います。
今回の個展は、ふだんづかいの器が中心ですが、上記の展覧会で発表したオブジェなどもあちこちにあるのが楽しいです。
冒頭画像、壁の上部に飾られているのは「オブジェ 翼」。
札幌芸術の森美術館で展示したインスタレーションの一部でしょうか。
左側にはライトもあります。
すき間から漏れる光は時間によって、緑や青に色を変えます。
2枚目の画像は、テーブルの下に置いてあった球形のオブジェ。
札幌芸術の森美術館での発表時には、表面に谷間のようなへこみがあるのは気づきませんでした。
器の関係で目を引いたのが、この「コロナ plate」。
奥の方にも、このシリーズが何個か並んでいます。
これは、載せる料理を選びそうですが、使い方によっては食卓がものすごくおしゃれになりそう。
似た作品として、丸い「ブロンズplate」もあります。コロナplate の中央部だけを抜き出したような外観です。
4枚目画像で見えるのは、グラタン皿やお鍋など。
鍋のふたが小鳥のかたちをしているものがあり、なんともかわいらしいです。
このほか、マグカップやコーヒーカップ、ごはん茶碗などもあり、食卓をスマートに飾ってくれそうです。
2018年12月13日（木）～18日(火)午前11時～午後6時(最終日～午後5時)
石の蔵ぎゃらりぃはやし(札幌市北区北8西1)
□陶 studio TADA https://studiotada.exblog.jp/
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