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中島義博個展■中島ゼミ展ファイナル×中島ゼミOB・OG展 版と型をめぐって (2018年12月5~9日、札幌)

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(承前)

 六つめの記事は、星槎道都大美術学部デザイン学科の中島ゼミを率いてきた中島義博先生の個展です。

 階段をのぼってすぐのスペースでした。
 中島さんはこれまで教育のほうに忙しく、自作の発表などについては後回しにしていたという印象があります。
 
 ときおり「ナカジテクス」展や各種グループ展、道展などで作品を見ることはありましたが、旧作から新作までを並べた大きな規模の発表は、非常に珍しいことでした。
 モチーフの猫や魚、花などをキャラクターのように表現したものが多く、生徒たちにもいくらかの影響を与えている側面はあります。もちろん、型にはめようとする先生ではないので、そっくりの作品が並ぶということにはならないのは、一目瞭然なのですが。

 冒頭画像は、飼っていた猫がモティーフ。
 右から「カエッテキタヨ」「森ニイルカラ」「千尾観音」。
 背景は真っ黒です。




 画像2枚目。
 左の5点は、順に「11月のヒト」「旅立ち」「お食事の森へ」「ジオメトリックパーティ」「アメガフルネエ」。

 右側の4段がけになっているのは、上の段が「うお座の神話」「コロソマ」。
 次の段が「寅から兎の」「通り雨」(2枚組み)。
 次の段の横長の作品が「モジタロウ一味」。
 いちばん下が「アーノルドの花」「マタタビ」。




 これまで見る機会のなかった旧作も並んでいました。

 3枚目画像、手前は「水と土の委員会ポスター」。
 マナー向上を呼びかける3枚組みのポスターです。中島先生にしては、珍しいテイストの作品。




 こちらも初期の作品。
 左から「藻岩メモリーズ」「ミケの夕焼け」「貝の5月」「貝の夜」。
 右手の作品には金箔もちりばめられています。
 「藻岩-」は合羽刷りを用いています。

 このほか
「甲殻機動ロブスタ」「追ってくるもの」「甲殻機動ガニ」「叫ぶオプンティア」「ミスタースコット」「カケトリくんがくる」「アーノルドくん」「空耳の時間」
「蓮の夢劇場カルテット ハコフグ」「蓮の夢劇場カルテット どんぐり」「蓮の夢劇場トリオ みどり」「蓮の夢劇場トリオ 黒」「蓮の夢劇場トリオ コハタ」「蓮の夢劇場トリオ ヤドカリ」「「蓮の夢劇場トリオ  蝸牛」
「アトリエの博物誌」「11月のキモチ 帽子」「11月のキモチ 仲良し」「蓮の夢劇場(エスキース)」


2018年12月5日(水)~9日(日)午前10時~午後7時(最終日午後6時)
札幌市民ギャラリー(中央区南2東6)


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中島義博個展 ハナとイエとネコと (2012)

(この項続く) 

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