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2018年のベスト5

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 ことしの北海道美術ベスト5、三つはすぐに自分の中で決まった。

 順不同で

五十嵐威暢の世界
(10~11月、札幌芸術の森美術館)

塔を下から組む―北海道百年記念塔に関するドローイング展 (11月、札幌・ギャラリー門馬)

・帯広コンテンポラリーアート「河口」(十勝川河口など世界各地およびインターネット上)

 最初の五十嵐さんの個展は、文句なしの楽しさと美しさで選んだ。

 あとの二つについては、きわめて独創的な展覧会コンセプトが、北海道の美術史に残ることは間違いないと思う。

 残りは、ベテランに敬意を表して、

・伊藤光悦展~過ぎ去りし刻(とき)を見つめて(6月、千歳市民ギャラリー)

・神田日勝と道東の画家たち & 岡沼淳一・木彫の世界(9~12月、道立帯広美術館)および岡沼淳一工房展(9~10月、十勝管内音更町)

ということにしておきたい。
 やはり半世紀近くの画業・彫刻作品を振り返るというのは、稀有の機会だからだ。
 当初は「ベスト5は間違いなし」などと太鼓判を押していた藤沢レオ展(10~11月、苫小牧市美術博物館)は、次点ということにさせてください。すみません。
 現在活躍中の美術家をフィーチャーすることにかけてはかなり臆病なのが道内の公立美術館の特徴だが、40代の脂ののりきった現役作家を取り上げたことの意義は、何度強調してもしすぎることはないと思う。

 このほか、忘れがたい展覧会としては、2度にわたる北海道陶芸会50周年記念「陶・創造者たち―北の大地と共に―」展(6~7月、札幌芸術の森美術館/江別市セラミックアートセンター)は、道内の陶芸の可能性を示してくれたし、星槎道都大中島ゼミのファイナル展(12月、札幌市民ギャラリー)はおもちゃ箱のようなにぎやかさと圧倒的な量で、最終回にふさわしい展示だった。

 というわけで、皆さんのコメント欄への投稿をお待ちしております!



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