(承前)
2018年12月上旬に札幌市民ギャラリーで開かれた展覧会の紹介の続き。
前回の更新から10日ほどたってしまい、ますます誰の作品なのか思い出せなくなっています。
冒頭画像は、白石達也さん(2006年卒)のペン画「帽子」だと思います。
中島義博さんの似顔絵のようです。頭の中になんだかよくわからないモノが詰まっているのです。
中村理沙さん(2011年卒)のアクリル画。
右から「声を聞かせて」「あと5秒」「湿度」。
「あと5秒」には「もう少し眠らせて」という気持ちがこめられているのでしょうか。鶏が頭の上に乗っかっていたら、たまらんですが。
「湿度」は樹上でコアラを背負う女性の像。
いずれも色数を絞り、強い印象を見る人に与えています。
3枚目。
左は岡野郁子さん(2006年卒)の「お」「か」「ぴ」。
コラージュの3点組み。
右は佐々木健治さん(同)「大手」「家出」の2点。
画像4枚目。
右は杉原潤一さん(2014年卒)のシルクスクリーン。
「ねこ子ねこねこ」「劇中の天使」「幼き少女の朧おぼろげな記憶」「暖かい冬の始まり
」。
絵本の挿絵のような、寓意的なほのぼのした雰囲気が杉原さんの画風といえるかも。
左は2017年卒ながら、すでに切り絵作家として知られつつある小林ちほさんの「はなうた」「可愛い君へ」。
次の拡大図でも分からないとは思いますが、彼女の切り絵の精緻さには、いつも驚かされます。
画像6枚目。
2010年卒で、すでに銅版画家として存在感ある川口巧海さん。
コラージュやオブジェの作家として、あるいは小劇場の劇団員としても活躍中です。
今回は「Mythology -1」「Mythology -2」。
デカルコマニーの技法を駆使しており、いつにもましてシュルレアリスムとの近縁性を感じました。
その右側の女性像は、戸澤亮さん(2014年卒)の油彩「Super Dry Eye」かな。
7枚目。
たぶん渡辺佳津利さん(1998年卒)「# No.36」と「# No.11」。
8枚目。
手前の石彫作品、筆者のメモには「三嶋優介(2006年卒)」とあるのですが、彼の名が、会場で配布していた出品者一覧にないのはなぜでしょう。
筆者の転記ミスだとしても、似ている名前が見当たりません。
「あけぼの」「再会」「心の隅」「月の宿」の4点。
9枚目。
左側は、北浦由紀さん(2004年卒)の「鳥シリーズ」の2点。
右側は宮口拓也さん(2001年卒)。
上から「真夏の花」「蟹フラミンゴ」「もうすぐ友になる」「ミントチェック」。
友禅の織物を小さくしたようなふしぎな形状をしています。
宮口さんは道都大から東京藝大に進みました。
10枚目は堀成美さん(2011年卒)。
シラカバの林を描いたような絵と、夜の森で焚き火に興じているような絵の2点が出品されていますが、題は表示されていませんでした。
卒業前の2009~11年ごろは積極的に発表していた人で、久しぶりに拝見。
10枚目から最後の11枚目にかけて、増井和人さん(2005年卒)。
10枚目が「SHAKER」。
続いて「Guardian Lion Day」と「KINTOKI」。
いずれも正方形の作品。
増井さんの右側のテーブル上に並んでいる小品4点は福田哲司さん(1997年卒)。
「宝物」「戦友」「旅の途中」「月」
あとの2点はプリントゴッコによる作品。
このほかもビール「2018イヌドシ」もありました。
関連記事へのリンク
■国画会北海道グループ展 (2006)
■白石達也展(2006、画像なし)
■道都大中島ゼミ展(2005)
=白石さん出品
■第4回法邑ギャラリー大賞展 (2008)
■道都大中島ゼミ展(2005)
=岡野さん出品
■第44回 美工展 (2017)
■第56回道都大学中島ゼミ展 版と型をめぐって 5つの個展と11人の冒険 (2016)
=小林さん出品
■第6回有限会社ナカジプリンツ (2018)
■[Synergetics] シナジェティクス (2018)
■川口巧海個展 ダイダロスの揺り籠で (2017)
■ナカジプリンツ (2016)
■HOKKAIDO EXHIBITION 2016 Loop -spin off-
■川口巧海個展「ヰタ・マキニカリス」 版画、コラージュ、オブジェ(2015)
■茶廊法邑芸術文化振興会企画 6色イリュミナシオン (2014)
■川口巧海個展「夜の詩学」 (2013)
■LOOP EXHIBITION (2010)
■版画三人展(2009)
■道都大学中島ゼミ 版's SEVEN (2008年)
■第6回学生STEP(2008年)
■第4回法邑ギャラリー大賞展 (2008)
=川口さん
■道都大学中島ゼミ 版's展 (2014年、画像なし)
■第46回道都大学中島ゼミ展「版と型をめぐって」(2009)
■道都大中島ゼミ展(2005、画像なし)
=宮口さん
■道都大学生作品展 (2010)
■第46回道都大学中島ゼミ展「版と型をめぐって」(2009)
■堀成美個展(2009、画像なし)
■第46回道都大学中島ゼミ展「版と型をめぐって」(2009)=増井さん
2018年12月5日(水)~9日(日)午前10時~午後7時(最終日午後6時)
札幌市民ギャラリー(中央区南2東6)
(この項続く)
2018年12月上旬に札幌市民ギャラリーで開かれた展覧会の紹介の続き。
前回の更新から10日ほどたってしまい、ますます誰の作品なのか思い出せなくなっています。
冒頭画像は、白石達也さん(2006年卒)のペン画「帽子」だと思います。
中島義博さんの似顔絵のようです。頭の中になんだかよくわからないモノが詰まっているのです。
中村理沙さん(2011年卒)のアクリル画。
右から「声を聞かせて」「あと5秒」「湿度」。
「あと5秒」には「もう少し眠らせて」という気持ちがこめられているのでしょうか。鶏が頭の上に乗っかっていたら、たまらんですが。
「湿度」は樹上でコアラを背負う女性の像。
いずれも色数を絞り、強い印象を見る人に与えています。
3枚目。
左は岡野郁子さん(2006年卒)の「お」「か」「ぴ」。
コラージュの3点組み。
右は佐々木健治さん(同)「大手」「家出」の2点。
画像4枚目。
右は杉原潤一さん(2014年卒)のシルクスクリーン。
「ねこ子ねこねこ」「劇中の天使」「幼き少女の朧おぼろげな記憶」「暖かい冬の始まり
」。
絵本の挿絵のような、寓意的なほのぼのした雰囲気が杉原さんの画風といえるかも。
左は2017年卒ながら、すでに切り絵作家として知られつつある小林ちほさんの「はなうた」「可愛い君へ」。
次の拡大図でも分からないとは思いますが、彼女の切り絵の精緻さには、いつも驚かされます。
画像6枚目。
2010年卒で、すでに銅版画家として存在感ある川口巧海さん。
コラージュやオブジェの作家として、あるいは小劇場の劇団員としても活躍中です。
今回は「Mythology -1」「Mythology -2」。
デカルコマニーの技法を駆使しており、いつにもましてシュルレアリスムとの近縁性を感じました。
その右側の女性像は、戸澤亮さん(2014年卒)の油彩「Super Dry Eye」かな。
7枚目。
たぶん渡辺佳津利さん(1998年卒)「# No.36」と「# No.11」。
8枚目。
手前の石彫作品、筆者のメモには「三嶋優介(2006年卒)」とあるのですが、彼の名が、会場で配布していた出品者一覧にないのはなぜでしょう。
筆者の転記ミスだとしても、似ている名前が見当たりません。
「あけぼの」「再会」「心の隅」「月の宿」の4点。
9枚目。
左側は、北浦由紀さん(2004年卒)の「鳥シリーズ」の2点。
右側は宮口拓也さん(2001年卒)。
上から「真夏の花」「蟹フラミンゴ」「もうすぐ友になる」「ミントチェック」。
友禅の織物を小さくしたようなふしぎな形状をしています。
宮口さんは道都大から東京藝大に進みました。
10枚目は堀成美さん(2011年卒)。
シラカバの林を描いたような絵と、夜の森で焚き火に興じているような絵の2点が出品されていますが、題は表示されていませんでした。
卒業前の2009~11年ごろは積極的に発表していた人で、久しぶりに拝見。
10枚目から最後の11枚目にかけて、増井和人さん(2005年卒)。
10枚目が「SHAKER」。
続いて「Guardian Lion Day」と「KINTOKI」。
いずれも正方形の作品。
増井さんの右側のテーブル上に並んでいる小品4点は福田哲司さん(1997年卒)。
「宝物」「戦友」「旅の途中」「月」
あとの2点はプリントゴッコによる作品。
このほかもビール「2018イヌドシ」もありました。
関連記事へのリンク
■国画会北海道グループ展 (2006)
■白石達也展(2006、画像なし)
■道都大中島ゼミ展(2005)
=白石さん出品
■第4回法邑ギャラリー大賞展 (2008)
■道都大中島ゼミ展(2005)
=岡野さん出品
■第44回 美工展 (2017)
■第56回道都大学中島ゼミ展 版と型をめぐって 5つの個展と11人の冒険 (2016)
=小林さん出品
■第6回有限会社ナカジプリンツ (2018)
■[Synergetics] シナジェティクス (2018)
■川口巧海個展 ダイダロスの揺り籠で (2017)
■ナカジプリンツ (2016)
■HOKKAIDO EXHIBITION 2016 Loop -spin off-
■川口巧海個展「ヰタ・マキニカリス」 版画、コラージュ、オブジェ(2015)
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■LOOP EXHIBITION (2010)
■版画三人展(2009)
■道都大学中島ゼミ 版's SEVEN (2008年)
■第6回学生STEP(2008年)
■第4回法邑ギャラリー大賞展 (2008)
=川口さん
■道都大学中島ゼミ 版's展 (2014年、画像なし)
■第46回道都大学中島ゼミ展「版と型をめぐって」(2009)
■道都大中島ゼミ展(2005、画像なし)
=宮口さん
■道都大学生作品展 (2010)
■第46回道都大学中島ゼミ展「版と型をめぐって」(2009)
■堀成美個展(2009、画像なし)
■第46回道都大学中島ゼミ展「版と型をめぐって」(2009)=増井さん
2018年12月5日(水)~9日(日)午前10時~午後7時(最終日午後6時)
札幌市民ギャラリー(中央区南2東6)
(この項続く)