毎日のようにたくさんの案内状をいただき、ありがとうございます。
手元に届いた美術展などの情報は、ツイッターで発信しています。
このブログは、筆者のツイートやリツイートはすべて翌日未明(最近はおおむね午前1時55分ごろ)に自動的にまとめられます。
よく知られているように、ツイッターの文字制限は日本語で140字です(欧文は280字。また、画像やリンクの文字列は別カウント)。
情報をどのように140字にまとめるか、実例を挙げて説明しましょう。
— 梁井 朗@北海道美術ネット別館 (@akira_yanai) 2018年12月27日 - 21:01
最初に開催地を記します。
ほとんどが「札幌」ですが、この例のように「岩見沢」というのもあります。
これは、見る人の利便性を考えての措置ですが、後のほうに「札幌市」と書くよりも「市」の1文字ぶんを節約できるという利点もあります。
町村であれば
「後志管内余市町」
「十勝管内音更町」
のように表記します。
北海道外であれば「●●県▲▲市」のように書きます。
ただし県庁所在地や政令指定都市は県名を省略します。例えば
「千葉県千葉市」
「神奈川県横浜市」
などは、それぞれ千葉県、神奈川県は無くてもさしつかえない情報だからです。
いまのところ、唯一の例外は東京都内など首都圏です。
「東京」だけでは広すぎるので、「東京・銀座」
「東京・目白台」
のように、黒点の後に最寄りの駅名を記します。
あくまで駅名であって、区名や町名ではありません。東京では大半の人が電車で移動するため、最寄りの駅名でおおまかな地名を指し示す場合が多いためです。
次は状態です。
新着の情報なら、
●
を入れます。
札幌●阿井上雄絵画展
というように。
このほか、地名の直後に入れる文言には
【あすから】
【開催中】
【あすまで】
などがあります。
ときどき【本日終了】などもあります。
また単発の催しは【あす】【今週末】などで告知します。
【あすから】は会期初日の前日の午後8時50分に流します。
【あすまで】は会期最終日前日の午後8時55分に流します。
【開催中】は毎週木曜の午後9時から9時半の間に集中して流します。その他、随時告知します。
次は、イベントや展覧会の名前です。
はがきには姓と名の間が半角あいていることがあったりしますが、文字数節約のためほとんどの場合は無視しています。
フォントの変化もできません。
このタイトルが長すぎると、当然ながら他の要素を圧迫します。
4項目目。
「=」の後は、日時です。
新着と【あすから】の場合以外は、初日の曜日を省略します。
ただし、初日が何日かは、会期が終わる直前になっても省きません。
時刻も必ず記します。
短いトークなどであれば終了時刻は書かないことがあります。
24時制は採用しません。
お昼ちょうどは「正午」です。
少し話はそれますが、ときどき
12/7(Fri)
などと書いている人がいます。
わかりづらいのでやめてほしいし、そもそも何語なのかわかりません。
Fri はFridayの略なので英語なのでしょうが、英語で「12月」は December と書くのが普通で「12」とはあまり書きません。
さらに「12/07」は英語では12月7日ですが、フランス語やロシア語など多くの印欧語では7月12日を指します。
はっきりいって、誤解のもとだと思います。
また、自分の個展なのに、会場名や住所が間違っていたり、日付と曜日が食い違っている例が散見されます。
住所などはこちらで直せますが、日付と曜日はどうにもなりません。ご注意ください。
時間の後に、会期中の休日を明記します。
6項目目は会場名と場所です。
住所は丁目、あるいはビル名までで、番地や街区番号は省略します。
札幌市など道内では「南◎条西▼丁目」などという住所が多いですが、当ブログやツイッターは、「条」や「丁目」は省略して「南◎西▼」とします。
ビル名を書く場合でも「1階」は省略します。
行けば、わかるからです。
階数は、日本語のツイッターなので「2階」「3階」などと書きます。
よく「2F」「3F」などと書いている人がいますが、英語の second floor は日本の建物の3階を指す場合があるのです(1階は first floor ではなく、ground floor)。
また、地下も「B」とせず「地下」と表記します。
地下が1階しかないときは「B1」「地下1階」とせず単に「地下」とします。それ以上は必要ないからです。
ここまで書いて文字数に余裕がある場合、次のような情報を盛り込みます。
・入場料
(無料の場合は特に記しません)
・作者のURLやツイッターアカウント
・会場のギャラリーや美術館の公式サイトのURLやツイッターアカウント
・過去の当ブログの関連記事のURL
・作家など展覧会の、文字による説明。表現手段や拠点地など。
これらを可能な限り書き込みます。
将来的には案内状の画像情報もあわせてツイートしたいのですが、準備が整っていません。課題としたいと思います。
これらの情報については、固有名詞以外は、常用漢字の範囲内で、現代かなづかいで書くことはいうまでもありません。
蛇足ながら、ここまで一読された方はおわかりかと思いますが、筆者はいちいち「場所」「期間」「日時」などとは書きません。「札幌芸術の森美術館」とあれば、それが会場であることは自明であり、「12月7日~1月14日(月)」とあれば、それは期間以外には考えられないからです。
文字をいかに削り、140字の範囲内に情報をたくさん詰め込むか。それを考えた結果が現在のスタイルとなっています。
手元に届いた美術展などの情報は、ツイッターで発信しています。
このブログは、筆者のツイートやリツイートはすべて翌日未明(最近はおおむね午前1時55分ごろ)に自動的にまとめられます。
よく知られているように、ツイッターの文字制限は日本語で140字です(欧文は280字。また、画像やリンクの文字列は別カウント)。
情報をどのように140字にまとめるか、実例を挙げて説明しましょう。
岩見沢【開催中】末次弘明展「Sigh of fireball」=12月7日~1月14日(月)午前10時(木曜午後1時半)~午後6時(最終日~4時)、水曜休み、祝日の翌日・12月29日~1月3日休み、市絵画ホール・松島正幸記念館(7… twitter.com/i/web/status/1…
— 梁井 朗@北海道美術ネット別館 (@akira_yanai) 2018年12月27日 - 21:01
最初に開催地を記します。
ほとんどが「札幌」ですが、この例のように「岩見沢」というのもあります。
これは、見る人の利便性を考えての措置ですが、後のほうに「札幌市」と書くよりも「市」の1文字ぶんを節約できるという利点もあります。
町村であれば
「後志管内余市町」
「十勝管内音更町」
のように表記します。
北海道外であれば「●●県▲▲市」のように書きます。
ただし県庁所在地や政令指定都市は県名を省略します。例えば
「千葉県千葉市」
「神奈川県横浜市」
などは、それぞれ千葉県、神奈川県は無くてもさしつかえない情報だからです。
いまのところ、唯一の例外は東京都内など首都圏です。
「東京」だけでは広すぎるので、「東京・銀座」
「東京・目白台」
のように、黒点の後に最寄りの駅名を記します。
あくまで駅名であって、区名や町名ではありません。東京では大半の人が電車で移動するため、最寄りの駅名でおおまかな地名を指し示す場合が多いためです。
次は状態です。
新着の情報なら、
●
を入れます。
札幌●阿井上雄絵画展
というように。
このほか、地名の直後に入れる文言には
【あすから】
【開催中】
【あすまで】
などがあります。
ときどき【本日終了】などもあります。
また単発の催しは【あす】【今週末】などで告知します。
【あすから】は会期初日の前日の午後8時50分に流します。
【あすまで】は会期最終日前日の午後8時55分に流します。
【開催中】は毎週木曜の午後9時から9時半の間に集中して流します。その他、随時告知します。
次は、イベントや展覧会の名前です。
はがきには姓と名の間が半角あいていることがあったりしますが、文字数節約のためほとんどの場合は無視しています。
フォントの変化もできません。
このタイトルが長すぎると、当然ながら他の要素を圧迫します。
4項目目。
「=」の後は、日時です。
新着と【あすから】の場合以外は、初日の曜日を省略します。
ただし、初日が何日かは、会期が終わる直前になっても省きません。
時刻も必ず記します。
短いトークなどであれば終了時刻は書かないことがあります。
24時制は採用しません。
お昼ちょうどは「正午」です。
少し話はそれますが、ときどき
12/7(Fri)
などと書いている人がいます。
わかりづらいのでやめてほしいし、そもそも何語なのかわかりません。
Fri はFridayの略なので英語なのでしょうが、英語で「12月」は December と書くのが普通で「12」とはあまり書きません。
さらに「12/07」は英語では12月7日ですが、フランス語やロシア語など多くの印欧語では7月12日を指します。
はっきりいって、誤解のもとだと思います。
また、自分の個展なのに、会場名や住所が間違っていたり、日付と曜日が食い違っている例が散見されます。
住所などはこちらで直せますが、日付と曜日はどうにもなりません。ご注意ください。
時間の後に、会期中の休日を明記します。
6項目目は会場名と場所です。
住所は丁目、あるいはビル名までで、番地や街区番号は省略します。
札幌市など道内では「南◎条西▼丁目」などという住所が多いですが、当ブログやツイッターは、「条」や「丁目」は省略して「南◎西▼」とします。
ビル名を書く場合でも「1階」は省略します。
行けば、わかるからです。
階数は、日本語のツイッターなので「2階」「3階」などと書きます。
よく「2F」「3F」などと書いている人がいますが、英語の second floor は日本の建物の3階を指す場合があるのです(1階は first floor ではなく、ground floor)。
また、地下も「B」とせず「地下」と表記します。
地下が1階しかないときは「B1」「地下1階」とせず単に「地下」とします。それ以上は必要ないからです。
ここまで書いて文字数に余裕がある場合、次のような情報を盛り込みます。
・入場料
(無料の場合は特に記しません)
・作者のURLやツイッターアカウント
・会場のギャラリーや美術館の公式サイトのURLやツイッターアカウント
・過去の当ブログの関連記事のURL
・作家など展覧会の、文字による説明。表現手段や拠点地など。
これらを可能な限り書き込みます。
将来的には案内状の画像情報もあわせてツイートしたいのですが、準備が整っていません。課題としたいと思います。
これらの情報については、固有名詞以外は、常用漢字の範囲内で、現代かなづかいで書くことはいうまでもありません。
蛇足ながら、ここまで一読された方はおわかりかと思いますが、筆者はいちいち「場所」「期間」「日時」などとは書きません。「札幌芸術の森美術館」とあれば、それが会場であることは自明であり、「12月7日~1月14日(月)」とあれば、それは期間以外には考えられないからです。
文字をいかに削り、140字の範囲内に情報をたくさん詰め込むか。それを考えた結果が現在のスタイルとなっています。