(承前)
このシリーズ、まだだいぶ残ってます。
出光カルチャーパーク内にいくつもある彫刻の紹介に移ります。
さて、この彫刻ですが、筆者は好きです。
母子だと思うんですが、ベンチに腰掛けて同じ本(絵本かな?)を読んでいる姿がとてもすてきです。
ふたりの親密さが、フォルムから伝わってきて、見ているだけで優しい気持ちになれるようです。
あるいはこの作品は、人によっては
「ちょっとまじめすぎる」
という印象を抱くかもしれません。
近年の日本の風潮は、まじめで清く正しいものをさげずみ、露悪的なものを
「本音を言っている」
という理由で高く持ち上げすぎているような気が、筆者にはします。
でも、そういう態度はあくまで、正統に対するカウンターであるべきで、主流になってしまってはダメだと思うのです。建前があっての本音です。
この彫刻はあくまでまっすぐな、美しい作品だと感じます。
母子のはるか先にあるのが図書館というのも、良い立地です。
下のブログによると、松田さんは1965年愛知県生まれ。
東京藝大彫刻科に学びました。
プロフィルで目を引くのが、2002年以降、野球殿堂入りした表彰者のレリーフを毎年制作しているとのことです。
具象彫刻の作家をずっと続けているというのは、それだけですごいと思います。
□彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま― http://mitsuji415.blog28.fc2.com/
(この項続く)
このシリーズ、まだだいぶ残ってます。
出光カルチャーパーク内にいくつもある彫刻の紹介に移ります。
さて、この彫刻ですが、筆者は好きです。
母子だと思うんですが、ベンチに腰掛けて同じ本(絵本かな?)を読んでいる姿がとてもすてきです。
ふたりの親密さが、フォルムから伝わってきて、見ているだけで優しい気持ちになれるようです。
あるいはこの作品は、人によっては
「ちょっとまじめすぎる」
という印象を抱くかもしれません。
近年の日本の風潮は、まじめで清く正しいものをさげずみ、露悪的なものを
「本音を言っている」
という理由で高く持ち上げすぎているような気が、筆者にはします。
でも、そういう態度はあくまで、正統に対するカウンターであるべきで、主流になってしまってはダメだと思うのです。建前があっての本音です。
この彫刻はあくまでまっすぐな、美しい作品だと感じます。
母子のはるか先にあるのが図書館というのも、良い立地です。
下のブログによると、松田さんは1965年愛知県生まれ。
東京藝大彫刻科に学びました。
プロフィルで目を引くのが、2002年以降、野球殿堂入りした表彰者のレリーフを毎年制作しているとのことです。
具象彫刻の作家をずっと続けているというのは、それだけですごいと思います。
□彫刻家 松田光司のひとりごと―思いつくまま― http://mitsuji415.blog28.fc2.com/
(この項続く)