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2019年4月30日。北見→美幌→網走。オホーツクところどころ(24)

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(承前)

 「オホーツクところどころ}というのは、2011~12年にオホーツク管内を車で回ったときの記事の総称。
 6年半ぶりに通し番号を振るのもどうかなあと思ったが、つけてみた。

 ちなみに、管内を鉄道やバスで回ったときのシリーズは「オホーツク小さな旅」という名をつけており、こちらは89回まで達している。

 せっかく北見にいるので、周辺をドライブしてみた。
 オホーツク地方はかなり良い天気である。

 南大通りの突き当たりから道道北見端野美幌線に入り、1カ所目は美幌博物館へ。


 ここで「絵を描く心~岸本裕躬作品より」という無料の展覧会が10月20日まで開かれている(ただし、7月23日から作品一部入れ替え)。
 展示数は15点と、さほど多くないが、なんとか絵を鑑賞してほしいーという学芸員の工夫が凝らされていて、見応えのある展示だった。
 岸本裕躬ひろ み さん(1937~2011)は札幌で活動した行動美術の会員の画家だが、野付牛村(現北見市)で生まれ、幼少期は美幌で過ごした。

 せっかくなので有料(300円)の常設展示室も見た。
 ここにも岸本さんのほか、美幌在住の横森政明や、田辺三重松、鹿子木孟郎、林正、長谷川昇などいろいろな人の絵や彫刻がある。


 博物館を出て左に折れ、国道39号とJR石北線を渡って、道道248号嘉多山美幌線を走る。
 畑作地帯の中をまっすぐに走る道路で、交通量はほとんどなく、快適この上ない。
 農家は玉ねぎの播種を終えたところのよう。秋まき小麦の緑がまばゆい。

 サラカオーマキキン川に沿って走る。見慣れない大きな鳥がたたずんでいる。
 まもなく網走湖だ。

 昔は網走湖は、ゴールデンウイーク中はまだ結氷していたはずだが、今年はすっかり氷は解けて、漁船が操業している。

 交叉点を右折し、道道104号網走端野線に入る。
 北見の地元民は網走に行くとき、ほとんどこの道路を走ると思う。国道39号を行く人は少ない。

 網走市内に入り、エコーセンター駐車場に車をとめた。
 すぐに、中央橋たもとの野外彫刻を見に行くつもりだったが、その前に、センター内の図書館をのぞいて見ることにした。

 そうしたら、思わぬ発見があったのだ。

(この項続く) 

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