26日(日)がたいへんな暑さになるという予報だったので、25日(土)のうちにギャラリー巡りを済ませておくことにした。
北1西4の停留所から高速おたる号に乗る。
なんと先客3人。
その後、もう何人か乗ってきたが、Wi-Fiの電波は飛んでいるし、冷房はきいてるしで、非常に快適だった。
「市役所通」で降りて、市立小樽美術館へ。
1階の市民ギャラリーで「Wave 9人展」(~28日)が開かれていた。
八重樫眞一さんの絵の前に立っていたら、ご本人がいらしたのでビックリした。
八重樫さんが「彼方の空より」「径」「風の駅」「青の肖像」などで描いている過去の情景は、わたしのものではないのに、どうしてあんなになつかしいのだろうと思う。
阿部典英さんは「春夏秋冬」という4枚組みのほか、平面8点、木のマスク16点、貝殻をつけたマスク3点からなる大がかりな作品「Untitle」(2007~16)を陳列していた。
ナカムラアリさんは「循環 / Circulation」。
150号はありそうな大きな紙にモノクロで描いた、横たわる裸婦と、植物の根。生命の循環を描いているのか。
坂東宏哉さんは「OKINAWA 1」「OKINAWA 2」の2点。
横長で、緑と青の階調が美しい。上下の端は、赤茶色が混ざっている。
坂東さんによるコメントも美しかった。
沖縄の海は
美しく輝いていた
その中には多くの生命がある
失われたもの
大切な命があった
いままた
多くの命がある
大切なものが
そこにある
政治的なことは全く書いていないのに、さまざまな読み取りができる、良いテキストだと思う。
福原幸喜さんはいつも穏やかで写実的な風景画を描く。
今回は「Etoile gauche」「高台の街」の2点で、前者はパリ・凱旋門からの眺望。
後者は「気仙沼・大島」の副題がついていて、よく見ると、復旧工事の様子がうかがえる。
続いて2階に上がり、「鈴木吾郎と新鋭作家展~時を紡いで」を見る。
「新鋭」とあるが、50歳前後の世代になぜか集中している。鈴木吾郎さんの小樽潮陵高時代の教え子が中心。札幌西高校時代の生徒は奥井理さん一人で、しかもよく知られているように、彼は10代で、事故のため早世している。
「栄通記」の丸島さんがぱしゃぱしゃ写真を撮って、作者のひとりと話をしていた。
おなじフロアに入っている文学館にも寄るつもりだったが、先ほど購入したばかりの入場券を紛失してしまい、なんとなく見る気を失ってしまった。
美術館1階の「二つの視点 中村善策 × 伊藤正」展(~7月15日)も見た。
(この項続く)
北1西4の停留所から高速おたる号に乗る。
なんと先客3人。
その後、もう何人か乗ってきたが、Wi-Fiの電波は飛んでいるし、冷房はきいてるしで、非常に快適だった。
「市役所通」で降りて、市立小樽美術館へ。
1階の市民ギャラリーで「Wave 9人展」(~28日)が開かれていた。
八重樫眞一さんの絵の前に立っていたら、ご本人がいらしたのでビックリした。
八重樫さんが「彼方の空より」「径」「風の駅」「青の肖像」などで描いている過去の情景は、わたしのものではないのに、どうしてあんなになつかしいのだろうと思う。
阿部典英さんは「春夏秋冬」という4枚組みのほか、平面8点、木のマスク16点、貝殻をつけたマスク3点からなる大がかりな作品「Untitle」(2007~16)を陳列していた。
ナカムラアリさんは「循環 / Circulation」。
150号はありそうな大きな紙にモノクロで描いた、横たわる裸婦と、植物の根。生命の循環を描いているのか。
坂東宏哉さんは「OKINAWA 1」「OKINAWA 2」の2点。
横長で、緑と青の階調が美しい。上下の端は、赤茶色が混ざっている。
坂東さんによるコメントも美しかった。
沖縄の海は
美しく輝いていた
その中には多くの生命がある
失われたもの
大切な命があった
いままた
多くの命がある
大切なものが
そこにある
政治的なことは全く書いていないのに、さまざまな読み取りができる、良いテキストだと思う。
福原幸喜さんはいつも穏やかで写実的な風景画を描く。
今回は「Etoile gauche」「高台の街」の2点で、前者はパリ・凱旋門からの眺望。
後者は「気仙沼・大島」の副題がついていて、よく見ると、復旧工事の様子がうかがえる。
続いて2階に上がり、「鈴木吾郎と新鋭作家展~時を紡いで」を見る。
「新鋭」とあるが、50歳前後の世代になぜか集中している。鈴木吾郎さんの小樽潮陵高時代の教え子が中心。札幌西高校時代の生徒は奥井理さん一人で、しかもよく知られているように、彼は10代で、事故のため早世している。
「栄通記」の丸島さんがぱしゃぱしゃ写真を撮って、作者のひとりと話をしていた。
おなじフロアに入っている文学館にも寄るつもりだったが、先ほど購入したばかりの入場券を紛失してしまい、なんとなく見る気を失ってしまった。
美術館1階の「二つの視点 中村善策 × 伊藤正」展(~7月15日)も見た。
(この項続く)