2019年5月30日、読売新聞の社会面に載った記事です。
書き出しが「北海道滝川市」となっているので、道内版限定ではなく、すくなくとも東京本社で印刷・配布の紙面には掲載されていると思われますが、ネット上では驚くほど話題になっていません。
また北海道新聞など他メディアが追いかけた形跡もいまのところないようです。
以下、引用します。
北海道滝川市のJR滝川駅前にある再開発ビル「スマイルビル」に、面積約5000平方メートルに及ぶ大規模なギャラリーが早ければ今年秋にもオープンする見通しとなった。
同ビルは1986年に開業したが、2003年に核テナントだった西友が撤退して以来、活性化が課題となっている。現在は100円ショップのダイソーなどが入居しているが、1階に借り手が付かず、同ビルを運営する「たきかわスマイルビル」は直営でギャラリーを開設することを決めた。
ギャラリーの基本理念は絵画や彫刻など道内の作家300人に場所を提供、1人当たり10点程度の作品を展示して、ここ1カ所で道内作家の動向を一覧できるものにすること。
(中略)
運営会社の山形健次郎代表(82)は滝川高校の1期生。(中略)「ギャラリーをきっかけに人の流れを作りたい。北海道の文化振興に少しでも貢献できれば」と意気込んでいる。
山形さんはこの春まで札幌市西区で「ギャラリー山の手」を運営していた方です。
農園など手広く仕事をしている方ですが、滝川の駅前ビルまで手がけているとは知りませんでした。
滝川市中心部は、西友の撤退後、地場の高林デパートが閉店するなど、ちょっと元気がありません。
スマイルビルの地下はダンススタジオなどが入っていた時期もあったようです。
5千平方メートルのギャラリーというのは、道立近代美術館の企画展示スペース(ギャラリーA)が1094平方メートルであることを考えると、驚きの広さです。
どんな運営が行われるかにもよると思いますが、今後、注目したいところです。
なお、市内には滝川市美術自然史館があり、岩橋英遠などの絵画を所蔵しています。
また、アートチャレンジ太郎吉蔵がデザインなどの企画をしています。