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釧路のアート情報紙「アンダンテ」が50号達成

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 北海道新聞2019年6月17日夕刊道東面の記事です。
 筆者はこれまで新聞記事を引用したエントリを何百本も書いてきましたが、これぐらい興味深く読んだ記事は、あまりありません。
 自分と似たようなことに取り組んでいる人が道内に実在するとは、まったく知りませんでした。

  釧路市のアマチュア画家道下一義さん(77)が発行するフリーペーパー「巷ちまたのアート情報ANDANTE(アンダンテ)」が5月で50号を達成した。今月18~23日には、発行50号を記念するパネル展を市生涯学習センター(幣舞町)で開く。

 道下さんは、釧路で油彩や水彩画制作に取り組む地元の作家を知ってもらおうと、2015年にアンダンテの発行を始めた。

 当初は年4回ほどの季刊を予定していたが、読者から「この人も取り上げてほしい」などの反響が多数寄せられるようになり、現在は月1、2回のペースで発行している。また紹介した地元作家に呼び掛けて作品展を開くなど、地域の文化を盛り上げている。

 アンダンテで紹介されてから、仲間と2人展などを開くようになった釧路市の松金孝治さん(86)は「掲載されることが励みになっている。仲間の輪も広がった」と喜ぶ。

 パネル展には、創刊号から最新号までを展示するほか、紙面で紹介した作家や、作品展の話題を1年ごとにまとめたパネルも展示する。(以下略)

 筆者も2000年12月に北海道美術ネット(当時は「ほっかいどうあーとだいありー」)を始める少し前に、フリーペーパーという手段もちょっと考えました。
 しかし、広告集めや原稿集め、印刷や配布の手間などの多さを考えると尻込みしてしまい、ウェブサイトをつくることにしたのです。
 なので、道下さんの取り組みには、尊敬の念を抱かざるを得ません。

 ただし、筆者は一度もこの「ANDANTE」の実物を見たことがありません。
 ネット検索をかけても、まったく出てきません。
 高齢者層にはインターネットよりも紙媒体が届きやすい―という事情を反映しているのかもしれません。
 釧路の生涯学習センターなどには置かれているのでしょうか。
 ぜひ、一度手にとってみたいと思います。 

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