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2018年を振り返って 補遺

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 昨年暮れに書いた「2018年を振り返って」というテキストについて、書き残したことがかなり出てきた。元の文章がすでに長いので、ここに追加分を書く。

 一つめ。

 全国の動向のなかで、アラーキーとMe too運動について触れるのを忘れていた。
 これについては、宇佐美圭司・東大生協問題などと異なり「アラーキーこと荒木経惟と北海道」と題した文章をまとめているので、まだお読みでない方は読んでもらえるとありがたい。
 この文章の中に、カラヴァッジョが登場する。今年の展覧会を予見していたわけではないのだが。

 ほかにも美大でセクハラ(セクシュアル・ハラスメント)・パワハラ(パワー・ハラスメント)があったのではないかとか、いろいろなことがいわれていた。



 二つめは、冒頭の画像に札幌市内の地割れの写真を使っておきながら、北海道胆振東部地震の影響を書かなかったこと。
 これについては「【随時更新】北海道胆振東部地震と美術館、ギャラリーについて まとめ」という文章にある程度まとめているが、ここに書いていないことも多い。

 あらためて、知っていることのいくつかを箇条書きにする。

・札幌芸術の森美術館、本郷新記念札幌彫刻美術館は13日まで休館。「ブリューゲル展」も一時中断

・道立近代美術館の「極と巧」展は開始時期を遅らせ、月曜も開館

・8日開催の「TOBIU CAMP」は開催中止

・第63回新道展は9月9日までの予定だったのを、終了時期を繰り上げて、地震とともに終了

・富士フイルムフォトサロン札幌の「サトウミキ写真展」は12月後半に延期

・札幌市内のギャラリーは6、7日は、停電のため、自然光による昼間オープンを敢行したギャラリー犬養とト・オン・カフェ以外は軒並み休みとなった

・空知管内長沼町のポエティカで開かれる予定の「雨あつめの九月」は中止

・南空知、胆振東部に拠点を構えるガラス作家、陶芸家に相当の被害。窯が崩れた陶芸家もいた。震度の大きかった札幌市東区の札幌大谷大でも教室などに被害があった。美術家の家屋にも被害が出た


 
 あと、「写真が元気だ」と書いておきながら、2月に渡島管内長万部町で開かれた「長万部写真道場」の展覧会やシンポジウムに触れていないのは、申し訳ないです。

 ほかに思い出したことがあれば、随時追加します。

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