こんな展覧会をやっています―という情報がほとんどないため、筆者は年に1度足を運ぶかどうかでした。あるいは、ほんとうに年数回しかスケジュールが埋まっていなかったのかもしれません。
人なつこい中年女性がひとりで切り盛りしていましたが、とくに芸術に興味がありそうなタイプには見えませんでした。
筆者がはじめて行ったのは2001年、コンピューター用の古いプリント用紙を支持体にして作品を作る林玲二さんの個展の際で、このときはまだギャラリー喫茶という業態でした。開口部が狭く、奥行きが長いという構造が、ギャラリー喫茶に向いているようでした(店舗の広さや形でいえば、琴似の北都館によく似ています)。
つぎはおそらく2002年、現在「北海道女子カメラの会」を率いている渡邉真弓さんが、初の個展を開いたときだと思います。まだ結婚前で、北川姓でした。真弓さんは翌03年、おなじ会場で6人展も開いています。
このあと、08年にもコンピュータグラフィックスの個展を見ています。
このときはすでに喫茶部門はなくなっており、いったいどうやって経営が成り立っていたのか、ふしぎです。
その後は、地元のアマチュア写真家グループの展覧会を見た記憶があるくらいでした。
国道36号沿いにあり、地下鉄駅からもさほど遠くなかったのですが…。
(※ここにあったセンテンスを削除し、以下を追加します)
それでも2003~05年には、伊藤和仁展、関川敦子リトグラフ展、
菅原みどり写真展などが開かれていたのですが、近年はめっきりその名を聞かなくなっていました。