(承前)
今回のファイナル展には、中島ゼミ室に保管されていたさまざまな作品も、キャプションなしで大量に展示されていました。
本来の目的は教材用ということだと思いますが、名作ポスターから卒業生の作品まで多彩です。
冒頭の画像は、キャプションがありませんが、卒業生コーナーらしく、たとえば手前の上に写っているのは、犬養康太さん(2009年卒)の「焼けた妻か子」です。
最初に見たとき、題のあまりのテキトーさに衝撃を受けたことをおぼえています(笑)。
その犬養さんは、複数の小品置物によるインスタレーションを出品。
「大きくて変わった乳首」という、風変わりな作品で、この後でギャラリー犬養での個展にも並んでいました。
犬養さんは、いうまでもなくギャラリー犬養の主宰者で、ふだんはカウンターでコーヒーなどのしたくをしています。
大木茂さん(2009年卒)。
右は「ブリジットジョーンズ オールアラウンドブルーム」。
左は「RALK COLOR」「魅惑の深海マーメン」と書いてあるように見えますが…。
コピックという、最近イラストレーターに人気の画材を用いています。
その右側は森岡清美さん(2003年)。
「考え事」と「楽しいおしゃべり」。
卓上の花を擬人化しています。
手前は外川篤司さん(1998年卒)。
直線を強調した、色数は絞った独特の作風です。
「Life '16 -spirit-」
「Life '14 -castle-」
「Life '16 -窓-」
「2018.8」
という4点のシルクスクリーンです。
外川さんは道展にも入選を続けていく。
上の2枚の間です。左は、森田諭さん(2013年卒)。
「玉ペット愛好家ワタシ・カワイ」
「伝達研究表ツタエール・ムズイ」
「発明家イーコトカン・ガエタ」
以上3点はシルクスクリーン。
「ぼくのせかい」は水彩とコラージュです。
その右側に、木村理絵さん(2000年卒)の作品が1点掛かっています。題の記載はありません。
6枚目。
徳永美奈子さん(2005年卒)のインスタレーション「虚しさの葬式」です。
よくわかりませんが、自分の過去を葬りたいという強い欲求を感じます。
7枚目。
子どもの絵のように見えますが、徳永さんのお子さんの泰千さんの「ふみきりやさん」(4枚組み)です。
親子出品ということですが、こんなことがふつうに許されているのは、さすが中島ゼミとしか言いようがありません。緩すぎる。
それにしても、鉄道に興味を抱くお子さんは大勢いますが、車輛ではなく踏切にばかり着目する子は珍しいと思います。さすがです。
最後は8枚目。
井上真人さん(2006年卒)のシルクスクリーンです。左から
「大きな雑草」
「雨音」
「アレルギー」
その右側は宮田崇弘さん(1998年卒)の「蚊」。
2018年12月5日(水)~9日(日)午前10時~午後7時(最終日午後6時)
札幌市民ギャラリー(中央区南2東6)
関連記事へのリンク
■10DAYS CINETOPIA + テンデイズ シネトピア プラス(2017)
■リレー版's展 犬養康太 (2009)
■道都大学中島ゼミ 版's SEVEN (2008)
■第44回道都大学中島ゼミ展 版と型をめぐって (2007)
=犬養さん
(この項続く)
今回のファイナル展には、中島ゼミ室に保管されていたさまざまな作品も、キャプションなしで大量に展示されていました。
本来の目的は教材用ということだと思いますが、名作ポスターから卒業生の作品まで多彩です。
冒頭の画像は、キャプションがありませんが、卒業生コーナーらしく、たとえば手前の上に写っているのは、犬養康太さん(2009年卒)の「焼けた妻か子」です。
最初に見たとき、題のあまりのテキトーさに衝撃を受けたことをおぼえています(笑)。
その犬養さんは、複数の小品置物によるインスタレーションを出品。
「大きくて変わった乳首」という、風変わりな作品で、この後でギャラリー犬養での個展にも並んでいました。
犬養さんは、いうまでもなくギャラリー犬養の主宰者で、ふだんはカウンターでコーヒーなどのしたくをしています。
大木茂さん(2009年卒)。
右は「ブリジットジョーンズ オールアラウンドブルーム」。
左は「RALK COLOR」「魅惑の深海マーメン」と書いてあるように見えますが…。
コピックという、最近イラストレーターに人気の画材を用いています。
その右側は森岡清美さん(2003年)。
「考え事」と「楽しいおしゃべり」。
卓上の花を擬人化しています。
手前は外川篤司さん(1998年卒)。
直線を強調した、色数は絞った独特の作風です。
「Life '16 -spirit-」
「Life '14 -castle-」
「Life '16 -窓-」
「2018.8」
という4点のシルクスクリーンです。
外川さんは道展にも入選を続けていく。
上の2枚の間です。左は、森田諭さん(2013年卒)。
「玉ペット愛好家ワタシ・カワイ」
「伝達研究表ツタエール・ムズイ」
「発明家イーコトカン・ガエタ」
以上3点はシルクスクリーン。
「ぼくのせかい」は水彩とコラージュです。
その右側に、木村理絵さん(2000年卒)の作品が1点掛かっています。題の記載はありません。
6枚目。
徳永美奈子さん(2005年卒)のインスタレーション「虚しさの葬式」です。
よくわかりませんが、自分の過去を葬りたいという強い欲求を感じます。
7枚目。
子どもの絵のように見えますが、徳永さんのお子さんの泰千さんの「ふみきりやさん」(4枚組み)です。
親子出品ということですが、こんなことがふつうに許されているのは、さすが中島ゼミとしか言いようがありません。緩すぎる。
それにしても、鉄道に興味を抱くお子さんは大勢いますが、車輛ではなく踏切にばかり着目する子は珍しいと思います。さすがです。
最後は8枚目。
井上真人さん(2006年卒)のシルクスクリーンです。左から
「大きな雑草」
「雨音」
「アレルギー」
その右側は宮田崇弘さん(1998年卒)の「蚊」。
2018年12月5日(水)~9日(日)午前10時~午後7時(最終日午後6時)
札幌市民ギャラリー(中央区南2東6)
関連記事へのリンク
■10DAYS CINETOPIA + テンデイズ シネトピア プラス(2017)
■リレー版's展 犬養康太 (2009)
■道都大学中島ゼミ 版's SEVEN (2008)
■第44回道都大学中島ゼミ展 版と型をめぐって (2007)
=犬養さん
(この項続く)